2020年1月24日 (仮訳)砂漠のオアシス植物2種から分離されたFusarium属類似の新種、Bisifusarium tonghuanum Sun, B-D., Zhou, Y-G. & Chen, A-J. 2017. Bisifusarium tonghuanum (Nectriaceae), a novel species of Fusarium-like fungi from two desert oasis plants. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.317.2.4 [Accessed January 24, 2020] 【R3-06982】2020/1/24投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国のオアシスにおいて表面殺菌された植物から分離された菌を検討し、Bisifusarium tonghuanumとして新種記載した。 本種はヒユ科のAsiplex centralasiaticaとSuaeda salsaから分離された。 本種はコロニーが橙色であり、大分生子が小型で屈曲し、0-1隔壁を有することなどで特徴づけられた。 中国内モンゴル自治区トングリ砂漠通湖オアシス (新種) Bisifusarium tonghuanum B.D. Sun Y.G. Zhou & A.J. Chen 語源…通湖の 【よく似た種との区別】 Bisifusarium dimerum 大分生子の上部1/3の部分が最も幅広い 大分生子の隔壁数が1 大分生子の隔壁が中央に位置する 本種と異なり中国ではなくオランダ、米国、ルーマニアなどに分布する 本種と異なりAsiplex centralasiaticaとSuaeda salsaではなくヒトや石鹸などから分離される 本種より大分生子のサイズが明らかに大きい 本種と異なり厚壁胞子が通常菌糸から生じるのではなくしばしば膨大した大分生子の細胞から生じる ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される(クレードIIIではなくIIに含まれる)